子は親を選べない

仕事が終わり、帰路につくため20時頃に電車に乗った。発車間際で入口付近は人でいっぱいだったが、車両奥の席の前だけ人がおらず、ぽっかりスペースが空いていたので、そこに進んだ。

すると、目の前の席に母親と幼児2人が座っていた。母親はスナック菓子をつまみながら一心不乱にスマホをいじっている。太っている。子供たちはというと、こちらもスナック菓子を食べながらスマホや携帯ゲーム機に夢中だ。母親は、スナック菓子がなくなるとリュックから新たな菓子を取り出し、自ら食べ、そして子供たちに与えていた。
子供たちは途中で満腹になって食べるのをやめたが、その後も母親だけは食べ続けている。おそらく、この親子の今日の晩ご飯なのだろう。子供たちが足を投げ出し、私の足を蹴っても、母親は何も言わない。

この様子を見て、私は涙がこみ上げてきた。子供たちが不憫でならない。残念ながら、この子供たちはダメな大人になる。いや、もしかしたら、これぐらいの方がたくましく育つのかもしれない。でも、人に迷惑をかける大人になることは間違いない。

世の中には、我が子を虐待して殺してしまうような親もいるので、今日見たこの子たちは、まだ幸せなほうなのかもしれない。でも・・・。子は親を選べないというけど、まさにそれを痛感した。

翻って、自分はどうか。同じ年代の子供を持つ親として、人のことをとやかく言えるだけのことをしているだろうか。子供たちの「遊ぼう」の声を真正面から受け止めているか。愛情と甘やかしを適切に区別できているか。

そんなことを考えながら家に着いたときには、もう子供たちは寝ていた。明日は仕事を早めに切り上げて早く帰ってこよう。

たばこ白書

 

受動喫煙対策に関する議論が盛んに行われている。東京オリンピックが開催されることになり、その勢いは増すばかり。

他方で、「禁煙ファシズム」という言葉もよく聞くようになった。行き過ぎた嫌煙運動をナチスになぞらえた言葉のようだ。

私個人は・・・禁煙ファシストと言ってもいいと思う。

社会的にも、喫煙による社会的損失は2兆円を超えるらしい。

たばこの総損失2兆円超 15年度、厚労省研究班 (写真=共同) :日本経済新聞

医療費については、高齢者は病院に行き過ぎだなどといいう批判を聞くことがあるが、喫煙者の医療費こそ批判されるべきだと思う。

喫煙は個人の嗜好だ、なんて言っている人は、自分がどれだけ身近な人に迷惑をかけているか理解していない(理解しようともしない)。

やや細かい話になるが、日々の生活の中で感じることは以下のようなことだ。

  • 満員電車の中で臭い。逃げられない。服に臭いが移る。その臭いには発がん性物質がたっぷり含まれている。
  • 狭い道で前の人が歩きたばこをしている。逃げられない。強制的に有毒ガスを吸わされるか、目的地到着を遅らせるかの選択を強いられる。
  • 隣の部屋の人が換気扇の下で吸っていると、その臭いが風向きによっては流れてくる。締め切っている冬は気にならないが、窓を開けたい季節には支障がある。
  • 道に吸い殻が落ちていて、1歳の我が子がそれを拾って口に入れてしまう。
  • 職場で喫煙者が喫煙している時間、非喫煙者は仕事をしているのに、その点に着目した賃金差はない(最近はそういう企業も出てきているみたいだけど)。

だんだん怒りでヒートアップしてきてしまった。でも、あと10年もすれば、もっと住みやすい世の中になっていることだろう。

 

ちなみに、厚生労働省が作った、通称「たばこ白書」というものがあるらしい。ものすごい量なので読む気になれないが、興味のある方はお読みいただければ。

「喫煙と健康 喫煙の健康影響に関する検討会報告書」について

刑事貴族と相棒

刑事貴族だった役者の今昔を見てみると、なかなか興味深い。思いつく限りの役者を挙げてみる。

舘ひろし(パート1前半主演)
郷ひろみ(パート1後半主演)
黒木瞳
布施博
布川敏和
高樹沙耶
宍戸開
水谷豊 (パート2、3主演)
田中実
団優太
鳥越マリ
寺脇康文
彦摩呂
前田耕陽
中山忍
地井武男 (パート1~3全話出演)
松方弘樹 (パート1~3全話出演)


亡くなっている方、犯罪を犯してしまった方、太ってしまった方、第一線で活躍している方、すっかり見なくなってしまった方、さまざま。時代の流れを感じざるを得ない。

水谷豊演じる本城さんが一番好きではあるが、ある意味ツボなのが郷ひろみ演じる風間刑事。FBIに出向していたという設定で、中途半端な英語をちょいちょい混ぜてくる。パート1最終回、潜入捜査をしていたFBI時代の同僚刑事から電話がかかってきたときは、「アハー、ンフー」ってすごいはっきり言ってた笑。今でも鮮明に記憶に残っている。

今、人気の刑事ドラマといえば相棒。刑事貴族で抜群の掛け合いをみせていた水谷豊と寺脇康文のコンビでスタートしたけど、最初にみたときは、テレ朝パクったな、と思った。高樹沙耶も出てたし。でも、ここまでの人気シリーズなったのは、さすが。
その相棒もシーズン17が終わってしまい、また少し退屈な半年を過ごさなければならなくなった・・。

公務員の定年延長

国家公務員の定年を60歳から65歳に延長する法案は、今国会では提出されない。夏に参院選があるので、公務員人件費が増大する可能性がある法改正はしにくいということのようだ。またポピュリズムか・・・。

周囲にいる60歳前後の人を思い浮かべると、引退するようなくたびれた感じの人はほぼいない。かつて定年は55歳だったが、平均寿命の伸び等を踏まえて、1998年施行の改正高年齢者等の雇用の安定等に関する法によって定年を60歳未満にすることが禁止された。1998年の平均寿命は男77歳、男84歳。2017年の平均寿命は男81歳、女87歳。3~4歳伸びている。

この点からみても、定年を65歳にすることはごく自然なことなのだと思う。公務員の定年が65歳になれば、民間にも広がっていくだろう。1998年のように、65歳以上の定年を義務付ける法律ができるかもしれない。

遅かれ早かれ定年は65になると思うが、これは民間人にとってもうれしいこと。今、家を買おうと考えている人にとっては、定年延長の方向性が見通せれば、ローンの組み方にも余裕が出る。住宅購入意欲が高まれば、経済にもプラス。

「公務員の人件費が増えるからけしからん」なんて言う人は、本当いるんだろうか・・。私は公務員ではないが、霞が関の役人はほんとに頭がいい。頭のよさと収入が全く釣り合っていない、と思う・・。

 

成年後見制度

最高裁が、成年後見人には親族が望ましいとの考え方を示したとのこと。

家庭裁判所では、親族らの不正を防ぐため、弁護士等の専門家の選任を増やしてきたが、制度利用が低迷していることもあり、またしても方針転換された格好だ。確かに、民法には親族の扶養義務規定があるので、基本的には親族が面倒をみるべきなのかもしれない。専門家に頼むと報酬も発生するだろう。

ただ、これまで、地域連携ネットワークの構築など社会全体で支えようという精神の下で進めてきたものが、家庭内の問題、親族内の問題として内部化されていくようなことにはならないでほしい。

弁護士、司法書士、社労士、税理士など、専門家もかなりのコストをかけて勉強してきたと思う。

今後、被後見人は爆発的に増加すると思われる(既に爆発が始まっているかもしれないが)。そうなったとき、親族にも支援してもらえず、専門家の担い手もいなかったとすると、一番被害を受けるのは被後見人自身なのだと思う。

3権分立は分かるけど、政府は最高裁としっかり連携して取り組んでもらいたい。

普及するには、やっぱり金銭的なメリットがないと難しいような気もする。ちなみに、被後見人は税制上、特別障害者として控除の対象になるみたい。

国税庁HP)

別紙 成年被後見人の相続税における障害者控除の適用について|国税庁

カーボンプライシング

日本にカーボンプライシングという制度を導入しようという動きがある。
簡単にいうと、二酸化炭素に値段をつけて、排出する者に負担させるというもので、炭素税という方法と排出量取引という方法の二つの手法がある。
ヨーロッパを中心に諸外国では導入している国が多く、政府の環境基本計画などにも「検討する」と記載されており、その具体化に向けて環境省を中心に議論が進められている。

環境省_中央環境審議会 地球環境部会 カーボンプライシングの活用に関する小委員会

環境省の議論を見ると、導入するのが当たり前のよう思えてくる。
個人的にも導入すべきだと思う。

ただ、たぶん実現はしないだろう。
当然ながら、経団連等の産業界の反発は強い。経産省も反対の立場。世論も、負担が増える政策は嫌うだろう。
環境省経産省経団連といった大きな力を持つ組織に勝てるとは思えないし、政治家が消費増税に続いてカーボンプライシング導入を決断できるとも思えない。

でも、アリ(こんなこと言うと天下の環境省に失礼だけど)が象を倒すところを見てみたい。

 

刑事貴族

1990年代に日本テレビで放送されていた刑事ドラマで、たままた夕方の再放送をみてはまってしまった。そのときの主演は水谷豊。

学生の時期だったので、ビデオに録画しておいて時間のあるときに見ていた。

オープニングのオズニーメロの主題歌がまたかっこよかった。

水谷豊、田中実、宍戸開、鳥越まり、寺脇康文地井武男松方弘樹刑事貴族シリーズはメンバーがしょっちゅう変わっていたけど、このメンバーが一番好きです。

理由はよくわからないけど、DVD化されず、実家にあるVHSだけが頼り。

昔はテレビもゲームもおもしろかったなあ・・・(おっさんの感想)。

 

初めてのブログでなんでこんなことを書いたか自分でも分かりません・・・。

ブログでは、日々感じたことを気ままに書いていきたいと思います。

子育てネタ、野球ネタ、NBAネタ、メディアネタ、そして硬派なところでは、仕事上の知識として必要な政治・行政ネタにも触れられたらと思います。